美容エステサロン店を独立開業するのに必要な資金や資格などをまとめて解説!
- 思った以上に必要?美容エステサロンの開業資金
- 美容エステサロンで充実させるべき設備はずばりコレ!
- 美容エステサロン開業に必要な資格はあるの?
- 費用面の計画が大切!
思った以上に必要?美容エステサロンの開業資金
美容エステサロンというとさまざまな業態があります。脱毛やフェイシャル(美顔)が一般的な施術で、認知度も高く常に一定の人気があります。これ以外にも、集客の幅を広げるために、ヘッドスパやアロママッサージ、痩身などさまざまなメニューを取り入れた総合的な美容エステサロンも存在します。
美容エステサロンを独立開業するための資金は、一概にこれくらい用意すれば十分、というのは難しいところです。美容系エステ店の場合、コンセプトを検討すればするほど初期費用は青天井となってしまう傾向があります。ラグジュアリーな店舗コンセプト、ハイスペックな美容機器、顧客にリピーターとなってもらうための施術メニュー・・・といったように、あらゆる内容を取り入れようとするほど、費用がどんどんかさんでいくことになります。
また、自宅サロンや商業テナント、アパートやマンションを借りて開業する場合でも資金が大きく変わります。自宅サロンを開業する場合は初期費用が少なくなる傾向にありますが、サロン向けに改装しようとすると費用が大きく発生するでしょう。商業テナントの場合でも、居抜き物件を借りる場合と、1から什器類を準備する場合とでも費用は異なります。
概算とはなりますが、物件取得費で家賃の8ヶ月分程度(敷金礼金や、保証会社への支払いなども含めておよそ200~300万円程度。エリアによっても異なります)、家具や什器などで30万円程度、エステ関連商品(美容機器や施術着、リネン類)などで30万円程度、内装工事を行う場合は、最低でも200万円程度を見込みましょう。
また、上記はイニシャルコストなので、毎月の運転資金も当然必要です。雇用をしない場合でも、消耗品を購入したり、都度必要な設備を充実させたりすれば、1ヶ月でかなりの出費になります。当面の運転資金として、200~300万円ほどを準備しておくと、ある程度余裕を持ってお店を運営していけるでしょう。
上記をふまえ、エステサロンの独立開業のためには700~800万円近くの開業資金が必要になると考えておきましょう。
美容エステサロンで充実させるべき設備はずばりコレ!
美容系のエステサロンを営業する場合、エステティシャンのオールハンドか、美容機器を用いた施術が主になるかといった違いでも導入する設備は異なります。もちろん、施術方針によって開業資金も大きく変わってきます。オールハンドの施術をメインにして運営する場合でも、例えばオプションでイオン導入やフォトフェイシャルなどを取り入れると、顧客単価アップにつながりやすくなりますので、簡単に取り扱いができる美容機器はできる限り充実させることをおすすめします。
またコンセプトにかかわらず、リラクゼーション目的で来店されるお客様が大半なので、チェアやベッドに関しては、顧客が体を預けやすくエステティシャンが施術しやすいものを選びましょう。メニューにもよりますが、お客様は2時間程度の滞在時間が中心になるかと思います。それなりに長い時間になりますので、チェアやベッドの質によって、施術後や翌日の体の状態は大きく変わってきます。予算の許す限り、この部分にはこだわりたいところです。また、よい設備や道具を導入することは、リピート率にも大きく関わってきます。
美容エステサロン開業に必要な資格はあるの?
美容エステサロンを開業する場合、必要となる国家資格はありません。ただし、公衆衛生に関することや、少しでも顧客の信頼を得るためには資格を保有したほうがいいでしょう。実際にこれから資格を取得することを検討している方は、アロマテラピーの資格がおすすめです。施術の満足度向上はもちろん、オプションで顧客単価アップを図ることができます。また、できる限り自己流の施術ではなく、専門学校などで施術技術や接客マナー、公衆衛生に関することを学びましょう。卒業証書や、専門学校が独自に提示しているディプロマなどがあると訴求力が上がります。これらは開業前に持っておくとよいおすすめの資格や証明です。
このほか、開業後に余裕が出てきたらフットリフレクソロジーやロミロミなど少しずつ資格を増やしていくと、施術にバリエーションが出せ、顧客単価アップやリピーターの確保につながります。また民間の資格を取得することで、商材を安価に購入できるメリットを受けることができたりもするので、コスト削減にも繋がります。
美容機器に関しても日々テクノロジーが進化しているため、よりよいスペックのものが次々と販売されます。リニューアルされた機器をすぐに使いこなせるよう講習会などに定期的に参加し、技術を磨くことも必要です。資格取得・技術向上のための費用は、予算が許す限り、設備の充実と同様に費用を惜しまないようにしましょう。
費用面の計画が大切!
美容エステサロンの個人開業の場合、コンセプトや設備の充実を図るほど初期資金は青天井となってしまう業種です。充実させるべきところや、費用を抑えるべきところをきちんと見極めて計画をしていくことをおすすめします。初期投資と客足予想、運転資金とのバランスをきちんと考えないとお店は運営していくことができません。もちろん、それ以上にエステティシャン自身の技術が伴わなければ、お客様を満足させることはできません。
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