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マツエクサロンを開業するには?必要な資格や資金を徹底解説

2021.12.01

マツエクサロン開業の第一歩は資格取得から!

マツエクとは「まつげのエクステ」を指しています。いわゆるつけ毛状のまつ毛を自分のまつ毛に接着することで、まつ毛のボリュームアップを図り目元の魅力を高めることを目的としています。
一般的に、施術では片方の目に太さや長さが異なるつけ毛を100本程度プラスします。市販のつけまつげより自然なボリュームが目指せるうえ、被施術者のアフターケアが良ければ、3週間程度は現状を維持できるため、女性向け美容サロンの中では既に定番となっています。そのような背景もあり、マツエクサロンはあらゆる場所で出店が増えています。
自分も「アイリスト」や「アイラッシュデザイナー」と呼ばれるマツエク施術者になってマツエクサロンを開業したいという場合、いくつかの大きなハードルがあることを覚えておきましょう。

 

まず、マツエク施術者として仕事をするには、「美容師免許」が必須となりました。美容師の免許を取得するためには、美容師を養成する学校に2年間通い、必要なカリキュラムをすべて修了する必要があります。ここで初めて受験資格が得られ、国家試験に合格しなければ美容師免許は得られません。しかし、「美容師養成校」では調髪の技術や公衆衛生に関する項目は学べますが、マツエクの技術は対象外です。
そのため、マツエクに関しては別途専門スクールなどで学ぶ必要があることを覚えておきましょう。「講習受講修了証」や「ディプロマ」などを取得すると顧客への訴求力が高まります。

 

マツエクサロン開業を検討している際は、まずは美容師免許の取得が第一ハードルとなることを覚えておきましょう。

 

マツエクサロン開業の第一歩は資格取得から!

次なる開業のハードルは「保健所」にあり!

またマツエクサロンの場合は、ほかのエステサロンと異なり「美容所」としての開設を認可してもらう必要があります。美容所として開設するには、美容師免許の原本が必要となるうえ、医師の診断書(結核や皮膚疾患がないことを証明する診断書)のほか、建物の構造基準に合致する必要があります。施術者の条件をすべてそろえたとしても、建物の基準に満たなければ再工事が必要となり、完了まで営業できないので、法令などを事前に確認する必要があります。そのため、物件取得時に「美容所開設の施設基準」に合致できるかを必ず確認するようにしましょう。美容院向けに建築された建物を選び、できれば改装着工する前に図面を保健所に持参し、マツエクサロン開設に向いているか相談をすることをおすすめします。

 

また細かい点になりますが、保健所への届け出は営業開始日の1週間前までに済ませなければいけません。そのため、書類の不備がないようにそろえて提出しましょう。書類審査にパスしたら保健所職員の立ち合いの下で施設の確認検査が行われます。これが通らなければオープンが後にずれてしまうので注意が必要です。
保健所へ提出する美容所開設届には、床面積や設備などの詳細に記載する必要があります。「開設許可が下りたら物件を探す」ではなく、「美容所開設レベルまでに物件を整えなければ、開設届は出せない」と理解しましょう。ゼロからの状態でマツエクサロンを開業したい場合は、法令に合致できるよう開業支援コンサルなどを利用することも検討してみましょう。

 

なお、開設届を出す際には、行政が定める金額の収入証紙を手数料として購入し納めなければいけません。手数料としては2万円前後必要です。

 

次なる開業のハードルは「保健所」にあり!

マツエクサロン開業資金はどのくらい?

まつエクサロンは、「開業には保健所の許可が必要」「すべて準備を整えても、保健所の指示で改修工事が必要」という制約があるだけでなく、美容師国家資格取得が必要なことは前述したとおりです。さらにここから開業資金を準備しなければいけません。

 

施設基準に合わせたリフォームが優先されるため、一概に「このくらい必要」ということは提案が難しいですが、既存の美容室にマツエクブースを作ってもらうケースや、居抜き物件にマツエクサロンを設けるという場合は改修費用をかけずに開業準備ができる可能性が高いため、費用を抑えたい場合は、そのような物件がないか専門家に相談してみましょう。

 

また、賃貸物件であれば、物件取得のための敷金や礼金、保証料に家賃の数ヶ月分が別途必要になります。家賃が月10万円であれば、賃貸契約のために100万円程度準備しておくと安心です。
このほか消毒関連の什器や施術台、タオルなどが必要です。施術時に必要な消耗品のほか、アメニティ類も準備する必要があります。それ以外にも、まつげエクステのための商材が一式必要です。マツエク本体はもちろん、グルーやリムーバーなどを一式そろえる必要があるでしょう。

 

会計管理ができるレジやカルテ類を整える必要があります。これら営業に欠かせない品物の準備には、最低でも200万円程度を見込むとよいでしょう。改修費を含め、トータルで500万円程度を開業資金で見込むのが一般的です。

ハードルはやや高めですが、需要は安定しているのでおすすめ!

マツエクサロンの開設には国家資格の取得や行政手続きといったハードルを越えなければいけません。しかし、マツエクは定番化された美容サロンの1つのため、常に需要は見込めます。またリピートにも繋がりやすい施術のため、開業された際は是非お客様に満足してもらえるような運営を心がけましょう。

 

ヒューマンワークでは、マツエクサロンの開業に関して、さまざまな形で開業を支援させていただいております。物件探しや人材の確保、ホットペッパービューティーへの掲載など、経営に関してお悩みな点がございましたら、一度お気軽にご相談ください。

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